舞城 王太郎 「山ん中の獅見朋成雄」
福井県・西暁の中学生、獅見朋成雄から立ち上がる神話的世界。ついに王太郎がその真価を顕し始めた。
ゼロ年代デビュー、「ゼロの波の新人」の第一走者が放つ、これぞ最強の純文学!
僕の首の後ろにも、他人よりもちょっと濃いめの産毛が生まれたときから生えていて、これが物心ついたころから僕の抱えた爆弾だったのだけれど、十三歳になってすぐのある晩、自分の鎖骨をこすっていて、そこにいつもとは違う感触を感じてうつむいて、首元に赤くて長くてコリコリと固い明らかな鬣の発芽を確かめたとき、それまでは祖父と父と同じように背中に負ぶっているつもりだった爆弾が、気づけば僕だけ胸の上にも置かれていたと知ってショックで、その上さらにその導火線にとうとう火が点けられたのを実感して、僕は絶望した
舞城 王太郎ワールド炸裂って感じ(笑)
舞城 王太郎の本を読んだことがある人にとっては、若干物足りない感じもあるかな。
なんか最近は舞城 王太郎が登場した頃のパワーが感じられない。
良い意味でも悪い意味でもはっちゃけて欲しい。(苦笑)
ちなみに舞城 王太郎の本を読んだことが無い人にはオススメしませんよ。
オススメ度:★★★☆☆
デザインノート
マセちゃんのサイトで紹介されていたので、俺も購入。
著名なデザイナーのワークフローと作品が多数掲載されている。
「そうやって作品作りしたいんだけど・・・」って読んでいて思った。
会社人となると、なかなか自分の思うように仕事が進められないのよねぇ・・・
もちろん、これは自分の力不足だってわかっているのだけど。
難しいねぇ。
話がそれたが、オススメ(笑)
伊坂 幸太郎 「グラスホッパー」
押し屋という職業の男が出てきます。地下鉄の線路や交差点の車道に、相手を突き飛ばして、殺害するのが仕事です。鯨、と呼ばれる男がいます。相手を自殺させるのを仕事にしています。蝉という若者も登場します。彼は、ナイフを使い、依頼された相手を殺すのです。さらに鈴木という名前の男も出てきますが、彼は殺し屋ではありません。訳があって、この殺し屋たちの戦いに巻き込まれてしまいますが、彼の武器は、今は亡き妻との思い出だけだったりします。
いつもの僕の小説に比べると物騒な感じのお話になりました。
喜劇なのか悲劇なのか、オフビートなのかサスペンスなのか、ハードボイルドやアクション小説とも、ミステリーとも普通小説とも言いづらい、不思議な小説になったと思うのですが、読んだ方が面白がってくださることを今は祈るばかりです。
毎度おなじみの伊坂 幸太郎の本。
う〜ん、正直なとこちょいと微妙だったかな。
伊坂 幸太郎らしいし、面白いんだけど全体的にメリハリが無いような感じ。
この著者の特徴でもある複線の多さには相変わらず驚かされますね。やっぱ。
「スズメバチ」なんて全然複線だって気がつかなかったしなぁ。
amazonのコメントでは評価高いみたいだけど、俺はそうでもないので星三つ。
オススメ度:★★★☆☆
茅田 砂胡 「クラッシュ・プレイズ 嘆きのサイレン」
感応頭脳のダイアナが変調をきたし、船の進路を恒星に向けて加速を始めた! 辺境のクレアド星系に何が起きているのか?
期待の新シリーズ、一巻読切連作いよいよ開幕!
「デルフィニア戦記」、「スカーレット・ウィザード」、「暁の天使たち」に続く新しいシリーズ。
新しいシリーズになるのかと思っていたんだけどまぁ面白いから良し。
初めて読む人にはオススメしない。デルフィニア戦記→スカーレット・ウィザード→暁の天使たちと3部作(外伝含め33冊)を読んでから買うように!(笑)
でないと、話が楽しめないし、理解できない。
だけど、上記の三部作すべてオススメなので買って損は無いと思う。
オススメ度:★★★★☆
伊坂 幸太郎 「アヒルと鴨のコインロッカー」
【第25回吉川英治文学新人賞受賞】
「一緒に本屋を襲わないか」大学入学のため引越してきた途端、悪魔めいた長身の美青年から書店強盗を持ち掛けられた僕。標的は、たった一冊の広辞苑——四散した断片が描き出す物語の全体像とは? 清冽なミステリ。
またまた伊坂 幸太郎です。
今回も1つの物語を断片的に書いていく作風はそのままに。
読んでいると他人の話を傍観しているような感覚をやっぱり持つ。
他の作家は話の中に引きずり込もうとする人が多いけど、この人は違うな〜と思う。
話の軸となるストーリーは結構単純なんだけど、物語が混在しているので読んでいると大きい話に思えてしまう。読み終わって、「ストーリー自体は大した話では無いな。」と思った(笑)
そして、次のページをめくると次の一文が出てくる。
No animal was harmed in the making of this novel.
ここでちょっと笑ってしまった。
オススメ度:★★★★☆
伊坂 幸太郎 「チルドレン」
こういう奇跡もあるんじゃないか?
まっとうさの「力」は、まだ有効かもしれない。信じること、優しいこと、怒ること。それが報いられた瞬間の輝き。ばかばかしくて恰好よい、ファニーな「五つの奇跡」の物語。
吉川英治文学新人賞作家、会心の受賞第1作!
短編集のふりをした長編小説です。帯のどこかに“短編集”とあっても信じないでください。伊坂幸太郎
また伊坂 幸太郎か って言わないで(笑)
やっぱこの人の書く本は面白いね〜。人物が非常に魅力的。
短編集なんだけど、短編集じゃない。
残念なのは陣内と永瀬のキャラが強くて鴨居が薄すぎる(笑)
最近、連続して伊坂 幸太郎の本を読んでるんだけど、この人の書く文章はやわらかい印象を受ける。楽観して見てるような、他人事として傍観してるようなそんな感じ。
こういう文章好き。
オススメ度:★★★★☆
伊坂 幸太郎 「オーデュボンの祈り」
既存のミステリーの枠にとらわれない大胆な発想で、読者を魅了する伊坂幸太郎のデビュー作。レイプという過酷な運命を背負う青年の姿を爽やかに描いた『重力ピエロ』や、特殊能力を持つ4人組の強盗団が活躍する『陽気なギャングが地球を回す』など、特異なキャラクターと奇想天外なストーリーを持ち味にしている著者であるが、その才能の原点ともいえるのが本書だ。事件の被害者は、なんと、人語を操るカカシなのである。
コンビニ強盗に失敗した伊藤は、警察に追われる途中で意識を失い、見知らぬ島で目を覚ます。仙台沖に浮かぶその島は150年もの間、外部との交流を持たない孤島だという。そこで人間たちに崇拝されているのは、言葉を話し、未来を予知するというカカシ「優午」だった。しかしある夜、何者かによって優午が「殺害」される。なぜカカシは、自分の死を予測できなかったのか。「オーデュボンの話を聞きなさい」という優午からの最後のメッセージを手掛かりに、伊藤は、その死の真相に迫っていく。
嘘つきの画家、体重300キロのウサギさん、島の規律として殺人を繰り返す男「桜」。不可思議な登場人物たちの住む島は、不条理に満ちた異様な世界だ。一方、そんな虚構に比するように、現実世界のまがまがしい存在感を放つのが、伊藤の行方を執拗に追う警察官、城山である。本書が、荒唐無稽な絵空事に陥らないのは、こうした虚構と現実とが絶妙なバランスを保持し、せめぎあっているからだ。本格ミステリーの仕掛けもふんだんに盛り込みながら、時に、善悪とは何かという命題をも忍ばせる著者の実力は、ミステリーの果てしない可能性を押し開くものである。
最近、大好きな作家 伊坂 幸太郎 のデビュー作。
作風は今と変わっていないが、デビュー作ということもあってか、最近のと比べると若干読みにくい。読みにくいといっても、中身はやっぱり面白いものなので単純にユーザビリティが悪いといった程度に考えてもらいたい(笑)
この作品の後、続けて「ラッシュライフ」を読む事をオススメします。作品自体は繋がってないけど、繋がってるんです。にやり。
オススメ度:★★★★☆
西澤 保彦 「七回死んだ男」
同一人物が連続死!恐るべき殺人の環
殺されるたび甦り、また殺される祖父を救おうと謎に挑む少年探偵
どうしても殺人が防げない!?不思議な時間の「反復落し穴」で、甦る度に、また殺されてしまう、渕上零治郎(ふちがみれいじろう)老人——。「落し穴」を唯一人認識できる孫の久太郎少年は、祖父を救うためにあらゆる手を尽くす。孤軍奮闘の末、少年探偵が思いついた解決策とは!時空の不条理を核にした、本格長編パズラー。
え〜、今後少しはレビュー書いていこうと思います(笑)
さて、友達(Haru氏)に薦められて買ったこの本。
アタリです!
書店を何店もまわったんですが、どこに売られていないのでAmazonで購入。
SFとミステリーの融合というのは面白い趣向。西澤 保彦の独特の世界観がある感じ。笑える部分も多々あって、本をあまり読まない人も大丈夫なんじゃないかな?
オススメ度:★★★★☆
伊坂 幸太郎 「重力ピエロ」
半分しか血のつながりがない「私」と、弟の「春」。春は、私の母親がレイプされたときに身ごもった子である。ある日、出生前診断などの遺伝子技術を扱う私の勤め先が、何者かに放火される。町のあちこちに描かれた落書き消しを専門に請け負っている春は、現場近くに、スプレーによるグラフィティーアートが残されていることに気づく。連続放火事件と謎の落書き、レイプという憎むべき犯罪を肯定しなければ、自分が存在しない、という矛盾を抱えた春の危うさは、やがて交錯し…。
著者は、新潮ミステリー倶楽部賞受賞作
『オーデュボンの祈り』で言葉を話すカカシを登場させ、『陽気なギャングが地球を回す』では、特殊能力を持ったギャング団一味を軽妙なタッチで描いてみせた伊坂幸太郎。奇想天外なキャラクターを、巧みなストーリーテリングで破綻なく引っ張っていく手法は、著者の得意とするところである。本書もまた、春という魅力的な人物を縦横に活躍させながら、既存のミステリーの枠にとらわれない、不思議な余韻を残す作品となっている。
伊坂流「罪と罰」ともいえる本書は、背後に重いテーマをはらみながらも、一貫して前向きで、明るい。そこには、空中ブランコを飛ぶピエロが、一瞬だけ重力を忘れることができるように、いかに困難なことであっても必ず飛び越えることができる、という著者の信念が感じられる。とくに、癌(がん)に冒されながらも、最後まで春を我が子として支援する父親の存在が、力強い。春が選んだ結末には賛否両論があるに違いないが、「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」と春に語らせた著者のもくろみが成功していることは、すがすがしい読後感が証明している。
舞城 王太郎 「山ん中の獅見朋成雄」
デザインノート
伊坂 幸太郎 「グラスホッパー」
茅田 砂胡 「クラッシュ・プレイズ 嘆きのサイレン」
伊坂 幸太郎 「アヒルと鴨のコインロッカー」
伊坂 幸太郎 「チルドレン」
伊坂 幸太郎 「オーデュボンの祈り」
西澤 保彦 「七回死んだ男」
伊坂 幸太郎 「ラッシュライフ」
伊坂 幸太郎 「重力ピエロ」